さいたま新都心郵便局自死事件
2001年2月 Qさん、局舎より飛び降り自死上尾局からの配転8ヶ月 後
☆労組により把握
越谷郵便局事件
2004年5月 Uさん、長時間労働、自宅で死亡 30代
☆労組への相談
札幌白石郵便局事件
2004年9月 集配課長Tさん、局長の営業強要で韓国まで行かされた
☆労組による把握
さいたま中央郵便局事件
2006年6月 集配課 ☆情報
さいたま中央郵便局事件
2006年9月 集配課 ☆情報
さいたま新都心郵便局事件
2007年4月 Mさん現職死 ☆情報
越谷郵便局事件
2007年6月 非正規社員Iさん、パワハラにより配達先で自死
☆労組への相談
与野郵便局事件
2007年10月 集配課Sさん、突然死 ☆情報
さいたま新都心郵便局事件
2010年12月 小林孝司さん、トヨタ生産方式導入モデル局で自死。
2022年日本郵便株幹部謝罪で解決 ☆労組への相談
【概要】
小林孝司さんは23年間勤めた郵便局から意に反して2006年に取扱郵便量が首都圏でも有数の大規模局さいたま新都心局に異動。連日「ミスるな!事故るな!残業するな!」などと叫ばれ、交通事故や誤配などをひき起こした場合には「お立ち台」に立たされ責められる、年賀はがきの販売目標が一人7千~8千枚という環境でした。そのうえ通区していないエリアを多く含む「翌朝郵便」を担当させられ激しいストレスの中2008年に「抑うつ状態」を発症します。病気休暇と復職をくり返したのち、2010年12月の始業直後に職場の4階から飛び降り亡くなりました。
遺族は2013年に「発症した被害者への安全配慮義務違反」として日本郵便を提訴。2016年に会社が遺憾の意を示したうえで解決金を支払い和解が成立しました。続いて遺族は労災認定を申請、さいたま労基署は不認定としましたが、埼玉労働局労働者災害補償保険審査官に審査請求、2020年3月、逆転で労災として認定されました。ひきつづき遺族は会社への謝罪を要求し取り組み、2021年6月21日日本郵便株式会社の幹部3名が孝司さんの墓参、そして小林家において正式に謝罪を行いました。
福岡飯塚郵便局事件
2011年12月 局長言動によりうつ病発症後、心疾患で死亡 提訴
☆報道
神戸須磨北郵便局事件
2012年12月 パワハラによる自死 提訴 ☆報道
奈良西郵便局事件
2013年11月 パワハラによる自死香川県出身、期間雇用社員 Hさん
☆労組による把握
寝屋川郵便局事件
2013年 大阪城東局からの配転後半年 ☆情報
愛知県新城郵便局事件
2014年1月 部下からのパワハラによる自死 提訴 2021年和解
☆報道
【概要】
愛知県の新城郵便局に課長として赴任した男性(当時47 歳)が、年上の部下から「課長とは認めない」等といわれた他、「全員の前で上げ足を取るかのように叱責する」「無視」等のパワハラを受け、うつ病を発症し休職。復職しましたが再び罵倒され、2014 年1 月に自殺しました。
2019 年、男性の遺族が日本郵便を提訴、2021 年8 月、会社が解決金5,000 万円を支払うことで和解しました。
葛飾郵便局事件
2016年4月 郵便部課長 受ける パワハラが現認されていた
局ボイラー室で自死 ☆報道
福岡県粕屋南郵便局事件
2018年 保険営業のパワハラで自死 提訴 ☆報道
大阪西郵便局事件
2019 年3 月 集配H さん、 軽微な交通事故に対する恫喝直後に局内で 首つり
☆労組による把握
【概要】
2019 年3 月5 日、大阪西局で29 歳の新一般職Hさんが、午前中軽微な交通事故を起こし、管理者3人から「お前、どんだけ会社に迷惑かけてると思ってんねん?」と、執拗な叱責恫喝の後、昼休みに局内で首を吊り亡くなりました。
Hさんは、日常的に些細なミスをネタに脅され、過剰なノルマを課せられていました。
大阪西郵便局前、近畿支社前では毎月会社を追及するビラまき・街頭宣伝が行われています。
★札幌豊平郵便局事件
2019年5月 同僚によるいじめを局側が無視、退職強要され自死 提訴し 係争中
☆労組による把握
①12年間、札幌豊平郵便局集配部に務めていたアソシエイト社員(非正規社員・無期雇用)のAさん。2016年頃から、班の同僚から10件以上の暴力を伴ったいじめ、いやがらせを受けてきた。 Aさんはうつ病を発症し、休職を余儀なくされた。心配した家族とAさんは、いじめ等の解決を何度も会社に懇願したが、会社は徹底無視した。
2019年2月、労務担当である総務課長は社会保険料滞納を指摘し、復職する見込みがないなら療養しリセットしなさい、つまり、退職願を出すようAさんに迫ってきた。Aさんは一段と体調が悪くなる状況のなか、追い詰められて翌日、≪退職願い≫を提出した。
その間もなく5月、Aさんは自ら生命を絶った。36歳という若さ、かけがえのない生命であった。
②同僚による悪辣ないじめのエスカレートについて。「配達先で襟首をしめあげる」「バイクの鍵を抜き取る」「狂犬病で死ねばいい」「自宅の窓に石を投げつける」などの行為を、労働局労災補償保険審査官は、『暴行又はひどいいじめ・嫌がらせをうけた』『人格・や人間性を否定するような言動』であると事実認定した。
③会社部内規定である『郵政安全健康規程・安全健康手続』を無視し、所属長は長期要療養者=休職のA さんに関して、産業医対応不履行など安全配慮を著しく怠った。
又、『郵政職場復帰支援プログラム』の第1ステップ段階からAさんを除外した。第1ステップは次のように示されている。社員に対して、書面指定されている「病休となられた社員の方へ」と「主治医への手紙」を渡すとともに、「必ず口頭で職場復帰をする際の手順について説明します」と。しかし、Aさんに対して寄り添うべき上記などの対応は皆無であった。
構造的な非正規社員への差別が貫かれていた。勤続10年以上のAさん。病休と休職期間に処遇ついて、正社員は有給、非正規社員は無給。休職期間については正社員は4年3か月に対し、アソシエイト社員は1年間しか与えられていなかった。復職を切望するAさんのとって心理的負荷は相当重いものだった。
④自爆営業に関して。会社は労働局に対して、年賀状とカモメールの2017年度「個人別販売表」提出してきた。アソシエイト社員に対して年賀状2500枚、カモメール350枚のノルマ。ふるさと小包頒布会なども、遺族は毎月買わされたという証言をしている。同証言でAさんの自爆は、入社から休職直前のカモメール販売まで強いられた。
⑤遺族は2019年6月、札幌東労基署に労災申請したが、2020年5月「不支給」決定。2021年3月、労働局労働者災害補償保険審査官への「不支給取消を求める審査請求」が棄却される。同年、国を相手に取消訴訟裁判へと移され、係争中
北海道長万部郵便局事件
2019年6月 郵便課長Sさん部長からのパワハラで自死 ☆労組による把握
奈良西郵便局事件
2022 年5 月 集配Mさん上司からのパワハラによる自死
☆労組による把握
【概要】
2022 年5 月6 日宅配ボックスへの配達で苦情がありました。担当の21 才の社員Mさんは、始末書10枚書いて来いなどと、上司から激しい叱責を受けました。5 月10 日、Mさんが出勤して来ないので、管理者が自宅に行くと、Mさんは既に息絶えていました。
会社は真相を究明するどころか、職場に箝口令を敷き、事件を闇に葬ろうとしています。
【追加報告】
○15年ほど前、保険課の職員Mさんは密室にて複数の管理者に囲まれ成績について長時間にわたって責められることがたびたび続いたのを苦にして、家族もろとも死にたいと云うメモを組合役員に渡したあと、しばらくして、独りで自死されました。
○2013年集配課の香川県出身の職員Hさん(29歳)は年賀はがき販売で前年を下回っている事を過度に責められ、年賀はがき販売枚数発表の当日11月1日出勤してこないので局近くのアパートに見に行くと自死の姿で発見されました。
○2022年集配の職員Mさん(21歳)は5月6日に宅配ボックスの入れ間違いを強く責められ、またこのミスに対して始末書を10枚書くよう強要されてもいた、Mさんはそれまでにも度々パワハラを受けていたので、それらを苦にして5月10日の朝、ついに自死されました。
○うつ状態で休みがちであった集配職員2人は強制配転させられたために配転先で病状が悪化し2人とも配転局で自死に追い込まれています。
○貯金の職員は勤務中に郵便局の屋上から飛び降りようとしたが直前に制止され未然に終わった事件もありました。
このようにパワハラが原因とされる壮絶な自死事件が数多くあった事を多くの方々に広く知って頂きたいです。
川崎宮前郵便局事件
2023 年5 月 物損事故の事情聴取の後に局舎から飛び降り自死
☆労組による把握
2023年5月17日、集配部所属の期間雇用社員のAさんが、郵便局4階から飛び降り死亡した。入社約1年、20歳代の社員。当日仕事中に物損事故を起こして、集配管理者から事情聴取を受けた。
その後も呼びつけられ、長時間詰められ、身を投げたという。発見は夜11時頃、1階内側発着場付近で、深夜勤務出勤の郵便内務社員によってであった。
同僚らは、4階部分に線香を手向けている。「通夜には行くな」と会社は、告別式会場を教えることはなかった。
同集配部長の他に、パワハラ札付きの集配管理者がいて、パワハラで職場を去ったり、他局配転されたものも多くいたそうである。集配部長もこの集配管理者も元JP支部長経験者だという。
「社内では話さないように言われている」と良心的社員の声が届いている。職場労使は箝口令を社員に対して、露骨に強いている実情がある。
新東京郵便局事件
2024年2月 深夜勤非正規社員突然死 61歳 ☆労組による把握
新東京郵便局事件
2024年3月 深夜勤非正規社員突然死 51歳 ☆労組による把握
大阪住之江郵便局事件
2024年5月 うつ発症復職一か月後 自死 ☆労組による把握
新東京郵便局事件
2024年6月 深夜勤非正規社員9ヶ月休業の末死亡 ☆労組による把握